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2018.07.31

どうして矯正治療には時間がかかるの?

矯正治療|大阪市東成区のかんの歯科クリニック

こんにちは!

大阪市東成区・かんの歯科クリニックの院長、神野祐行(かんの ひろゆき)です。

このブログでは、「矯正治療に関するお役立ち情報」をご提供したり、皆様の「矯正治療に対する不安・疑問」にお答えできる内容を発信したりしていければと思っています。

今回は、矯正治療の「治療期間」についてお話しさせていただきます。

 

大人の場合、治療期間の目安は1年から2年半程度

患者様の歯並びの状態によっても異なりますが、大人の場合、矯正治療の治療期間の目安は、1年から2年半程度とされています。あくまで目安ですので、これよりも治療期間が短い場合もあれば、もっと長くなるケースもあります。矯正治療をご検討中の方はよく、「治療期間が知りたい」とおっしゃいますが、お一人おひとりで異なるため、一概にお答えするのは難しいのです。

では、どうして矯正治療には年単位の治療期間が必要となるのでしょうか?

それは、矯正治療では、歯へ継続的に弱い力を加えることで、ゆっくりと歯を動かしていくからです。歯の1ヶ月の移動速度は、0.3~1.0mm程度とされていて、これ以上、速く歯を動かそうとすると、歯や顎の骨などにダメージを与えることになります。それを避けるために、弱い力で少しずつ歯を動かしていくため、どうしても時間が必要になるのです。

 

虫歯や歯周病があれば先にそれらを治療します

また、矯正治療開始前にお口の中を確認して、虫歯や歯周病などの病気が見つかれば、先にそれらを治療します。また、病気がなかった場合でも、矯正治療を開始するにあたって、先にお口の中の環境を整える治療や、ブラッシング指導などを行うのが一般的です。

このように、矯正治療を開始するための準備にも時間がかかるため、どうしても全体の治療期間が長くなってしまうわけなのです。

 

矯正装置を取り外した後は、「保定期間」に移ります

ブラケットやワイヤーなどの矯正装置を使って歯を動かし、治療計画通りに歯が動いたのを確認したら、装置を取り外します。しかし、これで矯正治は終了かといえば、そうではないのです。次に、動かした歯を安定させるために「保定」を行います。

「リテーナー」と呼ばれる保定装置を使って、歯が後戻りしないようにします。保定期間を経て、歯が安定したら、ようやく矯正治療は終了となります。

こうした理由から、矯正治療にはどうしても時間がかかってしまいます。

しかし、こんな風にも考えてみてはいかがでしょうか?

『長い一生のうち、たった1年から2年半で、きれいな歯並びが手に入る』矯正治療は、確かに時間のかかる治療です。

しかし、「それだけの時間をかけても、受ける価値がある治療」であると考えています。

歯並びでお悩みの方は、是非一度、当クリニックへご相談ください!

 

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